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全ての悩みは人で始まり、人に行き着く

~ 社員さん・お客様・地域の関係を経営者として戦略的に考えてみる ~

開催日程:2014年7月17日


報告者:太田 利昭 氏     有限会社オーリー 代表取締役

<報告>
人との関わり合いとして、特に社員さんを大事にし、社員教育等に力を入れて実践されている有限会社オーリーの太田利昭氏の報告でした。

<内容>
2000年11月にオーリーサービスとして創業し、出だしは、絶好調で天狗になっていた。しかし、2年目で売上が半分になり倒産の危機を迎える。倒産の危機を乗り越え、2004年1月に有限会社オーリーを設立。4年目に自動車屋を始めるが、5年目に撤廃し、2度目の倒産の危機を迎える。8年目に粗利益の半分を占める大手取引先から取引が停止し、3度目の倒産の危機を迎えた。2度の倒産の危機を経験した7年目から経営への勉強に目覚める。①社員さんの考え方…いらない社員は一人もいない、辞められて困る社員さんは一人もつくらない、スタープレーヤーはいらない等、②お客様の考え方…ターゲット顧客の明確化、えこひいきをする、「ありがとう」と言っていただける仕事をメインで行う等、③地域の考え方…地域性の違い。文化の違いをしっかりと認識する、最大の地域貢献は雇用と企業の永続と社員の教育、遠くのボランティアより近くのボランティア等の有限会社オーリーの考え方を熱く語って頂きました。そして、社員の人員配置、人材雇用に関する基準や取組、人財育成の取組について伝えて頂いたあと、会社の取組について2名の社員さんに、社員の立場から想いを伝えて頂きました。今後、会社として、3年で3店舗、5年で5店舗、10年で8店舗という目標と太田利昭氏として、2024年に零細企業5社、2035年に零細企業10社を経営するという目標と伝えて頂きました。

<感想>
討論では、現在雇用している社員さんや今後雇用する社員さんに対する課題や悩みについて討論した。後継者では、先代が雇用した社員が先輩であり、なかなか言うことを聞いてもらえない、創業者では、雇用時に会社の考え方をどう伝えたらよいか?などの意見があり、社員さんとのかかわり方を考える良い機会になったと考えます。
今回、報告中の数分ですが、社員さんが報告することで、経営理念が社員さんに対して、どこまで浸透しているのか?取組について、どう考えているのか?など、経営者の報告だけでは、伝わらないことも伝わってきたと思います。社員さんが報告するということは、初めての体験でしたが、非常に良い試みでした。


石崎和宏

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