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中小企業家同友会景況調査報告(2023年12月22日)
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地域を愛し、地域で生きる

~自分たちの村は自分たちで守る~

開催日程:2016年9月20日


報告者:高岡 裕司 氏     株式会社吉田ふるさと村 代表取締役社長

<報告・内容>
 吉田ふるさと村は人口1,803人高齢化率41%という超過疎の地域にある会社です。過疎化が進む中、このままでは村が無くなるという不安・危機感から村民が自ら出資し、会社を設立しました。
設立時は行政には頼らない【自立する】と宣言し、6名から始まった会社は今では年商400,000(千円)、社員数66名の企業になり、地域に雇用を生み、地域になくては企業となりました。
 ではどう維持発展してきたか?農産加工・水道工事・旅行業・バス事業と住民の生活に密着し、地域資源をフルに活用してきました。少量多品種で中には儲からない商品もありますが、厳しい環境だからこそ【おたまはん】のようなたまごかけごはん専用醤油というニッチをついてヒット商品ができました。赤字、黒字を繰り返す中今後はより安定した経営、今後はより安定した経営・財務を目指し、事業承継・人材育成を実行していく報告

<討論>
“あたなの会社は地域にどんな影響を与えていますか?また将来どんな影響を与える会社になりたいですか?”
討論発表では
〇企業づくり=人づくり(社員教育・人材育成)を通じて地域を活気づけることができる。
 人材育成は地域貢献・地域づくりにつながる。
〇雇用であったり、地域のものを積極的に活用することで、直接的に地域に貢献できる。
 そのためにも自社を良くしなければならない。
〇自分たちがしなければ地域の人が困るということから事業を始めるという考えが新鮮で、これから重要になってくる。
〇地域行事にも積極的に参加し、交流を深め地域になくてはならない会社を目指す。

<感想>
地域企業の最大の目的は【そこにいる人(社員)、そこにあるもの(地域資源)の能力を最大限に引き出すこと】と学び・気づきました。最大限引き出すためには、まず企業・経営者は『地域を自分ごと』とし、そして社員や周りの方に夢を語り、そして明るい未来・ビジョンを示すことと思います。合わせて財務の部分で将来をしっかり設計できる会社を目指すこともです。
 同友会でいうところの“ロマンとそろばん”個人的にロマンを重視しています。人は働くところがあり、その仕事を通じて夢・未来・将来(安心)が描けたとき初めて『会社のことが自分ごと』になり【前を向き、輝き・力を発揮する】と思います。
 そしてそうゆう人がいる会社は強く、自然と人が集まり、働きたくなる会社・社員が活き活きする会社・魅力ある会社となり、必ず地域に必要とされ、地域に良い影響を与えると思います。
 【いい会社が増えれば、いい地域になる】経営者も社員もそれぞれ、地域のこと・会社のことを「自分事」と考えることが出来て初めて主体的になれ想像出来るビジョンが変わってくると思います。何事も「自分事」としてとらえることが大切であると学びました。
 吉田村を自分事と考えた高岡社長・村の人たちがいたからこそ、今の吉田ふるさと村があると思います。


岩田 竜平

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