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松江支部
松江支部総会・6月例会

経営危機からの脱出 経営者の覚悟、責任とは何か?

開催日程:2016年6月14日


小山社長

例会報告者 小山社長

報告者:島根同友会理事 小山 久紀 氏     協栄金属工業株式会社 代表取締役

<総会報告>
支部長の加納氏より、2015年度は支部例会活動の充実をテーマとしたが出席率の面では不十分な結果であり、引き続き例会報告で得たものを自社に持ち帰り、実践し、例会で報告を行うことの繰り返しという基本的活動を実践することで三つの目的を果たすべく充実に努めたいこと、また様々な自主的活動にも取り組むことで充実を図って欲しいとの振り返りと要請があった。また2016度は中期ビジョン三年目にあたり、
1.自社発展(経営指針成文化率、新規採用者数、黒字化率)、
2.施策強化(共同求人、起業家支援、教育機関との連携、中小企業憲章の制定)、
3.組織拡大(5支部を目指す)
という全県の重点施策目標に対し、支部としても中心的な役割を担うべく活動していきたいこと、そのために経営指針成文化をひとつのスタートとして考え、多くの取り組みがなされることに期待し協力をお願いする旨のお話をいただいた。

<例会報告>
どん底から1年で奇跡の会社再建を果たし、債務超過・社員の笑顔が無い会社を入社4年目の経営者が変えた小山氏と協栄金属工業のストーリーは既に多くの人に知られるところである。同社は昭和47年に、地元の雇用確保を大きな目的として設立されたものの、厳しい経営環境の中で借入金が膨らみ債務超過に陥り、危機的な状況の中で大規模なリストラも実施せざるを得なかった。そんな中で社長となり、崩壊し
そうな会社で奮闘した結果、会社はV字回復を果たし県内外からも注目を集めている。

【社長に就任するまでの経緯】【社内大改革】におけるキーワード
「故郷の灯を消すな」
「自分のことしか考えていなかった自分、逃げることができない社員さん」
「社員を幸せにすること、未来を託される自分、守りたいのは社員の笑顔」
「何のために経営するか、誰が幸せになったのか、社員の幸せのため」
「あるべき姿へ、すぐやる、責任は自分がとる」
「他人任せから、自ら提案するようになる」
「やってみてから考えろ、生きた金と死んだ金」
「成功体験の積み重ね」
「改革をやるのは人、モチベーションが上がるようにするのが経営者」
「社員の力を信じることしかできなかった」
「社員が自分の子供を就職させたいと思う会社」
「サラリーマン社長に時間はない」
「リストラはしないと宣言、成果を出し続けなければならない」
「できない理由を考える時間をつくらない」
「期限があるから頑張れる」
「みんなでやれば雇用もできる」
「我々に迷いはない」

【ぶっちゃけ話】におけるキーワード
「社長がいうことと現場はまったく違う、現場に未来はない」
「来年いるかどうかわからん、社長の言う夢の話はどうでもいい」
「ベテラン社員の気持ち、改革?どうぞご勝手に」
「業界経験のない素人だからこそ」
「改善、金が回る、前向きに変わる、新卒が入る、メディア・見学が来る、地元も応援」
「協栄を選んだのは、先輩が一緒にやらこいと言ってくれたから」
「危機を脱して、このままこのまま、何も起こりませんように」
「社員は前向きに変わった、自分はどうか?」
「社員に気付かされる、共育とはこのことか!」

【雲南支部準備会】【良い経営環境づくり】におけるキーワード
「自分の会社だけ? 良い経営環境とは? 雲南市は? 掛合町は?」
「過疎の雇用を守るため、原点に戻る」
「島根を変えてやる」
「同友会に参加する時間はない、役がすぐまわってくる、例会に飽きた」
「何でもいい、参加できる形をつくっていく」
「我々の都合とは関係なく、時代は変わる」
「何ができるのか、使命は何なのか」
「少しずつでも主体的にやっていく」

グループ討論は「あなたにとっての良い経営環境とは?」(変えようとする努力をしていますか)(人それぞれいろいろな定義があり、内に向いている人とか外に向いている人もいるが、このようにしなければならないという目標をもっているか)(経営者の視点と社員さん達の視点の相違が出た場合、お互いの思いをどのように解決し、社員さんのモチベーションを損なわず維持向上していますか)(社員さん達との関わり合いは、どのようにされていますか)といったテーマで、四つのグループから発表があった。

<感想>
社員さんは資産という言葉が深く印象に残りました。人材本位経営とか人財と言うよりもしっくりくる感じがしています。資産だからその価値を磨き高めることに心を砕くべきなのだと理解しました。座長の仙田さんのまとめにあった通り、同友会の一員として失敗を恐れずにとにかくやってみることが、小山さんの力のこもったご報告に対する恩返しになるのだと思います。


小谷 修司

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